2014年11月18日 オーディオ, おすすめ商品, 商品

SP3500

SP3500n  (SP3500)

 

山越木工房の「SPシリーズ」の最高峰「SP3500」をマイナーチェンジさせて頂きました。

昨年の第24回真空管オーディオフェアにて発表をさせて頂き、やっと弊社websiteからご購入できるようになりました。

マイナーチェンジと言っても外観は ほぼ変わらず、外観から見受けられる大きな差異はスピーカー端子がバイワイヤリンクになった位です。

ですが、ネットワークの微調整、内部配線やスピーカーユニット取付ネジ等をグレードアップしてファインチューニングをした感じに理解して頂ければと思います。

なので弊社なりの設計のコンセプトや音質へのアプローチ等は変わりません。

 

「SPシリーズ」(※1)のフラッグシップを名乗れるだけの音質バランスとオーディオマニアの心を擽るようなアイディアを弊社なりのアプローチで纏めてみました。

※1「SP」は”スモールプレミアム”の略

※「MJ 無線と実験」誌 2015年3月号のzoomupコーナーに掲載されました。(p9~p11)合せてご参考下さい。

※「MJ 無線と実験」 2016年1月号の第34回 MJテクノロジー・オブ・ザ・イヤー2015のスピーカー部門でも評価頂けました。

 

「SP3500」の設計コンセプトは、音質だけでなく「リビングに置いてオーディオライフを楽しめる。」をテーマにデザインしてみました。

正面からのデザインは、7インチ(18cm)ウーファー×2発と30mmドームツィーターで構成しスリムな感じに仕上げて、

ピュアオーディオだけでなくVA環境へもマッチング出来るデザインに。

キャビネット後ろに目を移すと背中下部には、鋭利な刃物でスパッと切り落としたようなデザインの面に7インチのパッシブラジエターをマウント 弊社なりに温めてきたデザインです。

パッシブラジエターの方式も、前々からトライしてみたい方式でもあったので今回思い切ってデザインと合わせて取り入れました。

私自身、パッシブラジエターというよりは”ドロンコーン式”と言った方が馴染みのある呼び方なんですけど、、、。(笑)

細部のフォルムは下記をご覧ください。

「SP3500」 正面からのフォルム

サイドに廻り込んでのフォルム

さらに回り込んで斜め後ろから

 

背面のフォルム

※今回のマイナーチェンジでスピーカーターミナルがバイワイヤリングに変更されました。

 

 

斜め後方からのパッシブラジエター

後足は、バイオリンなどに使われている「魂柱(たまばしら・こんちゅう)」をイメージ

 

  

オーディオボード端部には、水平器を装着 付属のインシュレーターにて微調整が可能となっています。

スピーカー端子は高級大型タイプを採用しバイワイヤリング化  端子下部には「シリアルナンバー付の SP3500」のエンブレム

※弊社試聴機は「0000-A」「0000-B」となっています。

スピーカー取付ネジもステンレス製に変更。

 

SP3500の素材・諸元の説明

キャビネット本体のラウンドされた成形合板の素材は、弊社にて厳選されたカバ材とブナ材を交互に貼り合せた「カバ・ ブナのハイブリッド合板」を採用

素材の構成は弊社の今までの製作ノウハウから得たものをトライ。カバ材の少し華やかな音色とブナ材のシットリとした腰の低い音色(※2)を合わせたハイブリット合板で構成

※2)当社作例比で得られた音色を元にしています。

 

※弊社にてラウンド加工(成形加工)されたキャビネット本体

バッフルは弊社オリジナルの厳選されたカバ単板を積層したカバ合板を使用しています。

諸元

サイズ  H665mm  W248mm  D375mm

重量 15kg/片ch

定格インピーダンス 4Ω

最大入力 60w

出力音圧レベル 89dB

周波数特性 50Hz~30kHz

クロスオーバー周波数  2.6kHz

端子下部には「シリアルナンバー付の SP3500」のエンブレム

※弊社試聴機は「0000-A」「0000-B」となっています。

 

もちろんキャビネット製作は成形合板からは塗装、そして組立まで弊社にて施工し、杢目なども合わせてペアになるように色味なども合わせてあり、

簡易のバーンイン(エージング)を行ってからお客様へ発送致します。

 

◎「SP3500」を試聴・ご購入された声◎

「SP3500」を発売以来 弊社試聴室にお越しになり試聴を繰返し購入された方や、真空管オーディオフェアやMJオーディオフェスティバルでの試聴会で確認されてのご購入を頂き

以来、インプレッションをメールやお電話でご連絡を頂きました。

ユーザー様からは、「サイズからは思えない低音で、しかもダラダラとした低音ではなく締まっているので音楽が楽しめる。」

「ジャンルを問わず、色々なソースを楽しめています。」などなど 弊社が狙った所をインプレッションとしてご連絡頂けるので

「ものづくり」をしている側からすると とても嬉しいです。

写真は新築を機にリビングに導入して頂いたお客様

弊社試聴室での「SP3500」 常時試聴可能です。

※リビングオーディオをイメージしています。

 

2019年3月10日に開催された「第4回 MJオーディオフェスティバル」において試聴されたお客様からのインプレッション

「SP3500には大変感心致しました。当日の会場でデモされていたSPの中で優秀さでは三つの指に入るものでした。

アコースティツクな楽器の音色の再現性や人の声では断トツ一位でした。

ユニットのつながりも自然で、提示される音には一貫性がありました それゆえ、変に引っかかる癖もなく音楽を聴く事が出来ました。

最近の中途半端に、これみよがしに解像度を強調したSPとは一線を画していました。表現すべき音は十分に出ていたと思います。」

埼玉県/F様

弊社としましては「自然に」「聴きやすい」「疲れない」をテーマにチューニングしたので、それが上手くお客様にアピール出来たかなと思っています。

 

 

試聴と測定

今回のマイナーチェンジに合わせて、オーディオライターの小澤隆久氏に測定を依頼し、合わせて「SP3500」のコメントも頂けました。

まずは今回のマイナーチェンジで狙ったところは、従来機のタイトでメリハリのある音を更に鮮明にする事が狙いで、試行錯誤の微調整になりました。

この辺は上手く纏められたかと。

小澤氏による測定

測定の場所は弊社工場内のスペースですが、小澤氏曰く 「 測定した作業スペースが十分に広いので影響が少なく、多少中音域の凸凹が強くなった程度です。」との事

測定結果は下記の周波数特性をご覧ください。

小澤隆久氏のインプレッション

「素直な低音特性を引き出す密閉型の良さをねらいながらも、パッシブラジエーターを使用することで、ローエンドをもうひと伸びさせています。

音圧周波数特性は50Hz~20kHz以上(±5dB)で、バスレフ型ではないので50Hz以下も音圧が急降下しません。

ユニットからの直接放射される音がメインになるので中音域に凸凹ができず、滑らかな特性になっています。」

と言ったインプレッションが頂けました。

密閉型+パッシブラジエターの組み合わせが、タイトでメリハリのある低音を表現できているのだと思います。

バスレフタイプのように低域がストンと落ちる事も無く、徐々に下がりながらパッシブラジエターが作動をして なめらかな低域特性を得て、中高域に掛けても大きなピークも無く大凡フラットに纏めた事が氏のインプレッションになっている思います。

弊社試聴室での感想はマイナーチェンジ前と比べて、音の鮮度が上がり 全体的に少し暖色系の音にシフトし音が前に出るようになり 結果 定位も良くなりボーカルが一歩前に、音場がスピーカー一つ分広くなった感じになりました。

ジャンルとしては、「特にコレ」に合わせ込むのではなく、オールマイティーに鳴らせるようにセッティングしましたが、クラッシックとボーカル系には時間を割いて試聴・調整をしました。

※とは言ってもjazzやアコースティックギターなども上手く表現できる機種だと思います。

また、先の設計コンセプトでご説明した「VA環境」にも上手くマッチして、超低域成分の入ったソフトでは、密閉型 + 17cmウーファー×2 + パッシブラジエターが良い組合せとなり 空気感やスケール感 また恐怖感を表現してくれます。

 

 

※弊社にて「SP3500」を聴き入る お客様※

※「SP3500」の付属品    SP3500専用スピーカースパイク

※本商品は手作りの部分が多々あるので納期までお時間を頂くこととなりますのでご了承お願い致します。

※本商品のシリアルナンバーは、ご注文順となりますので宜しくお願いします。

お問い合わせは e-mail  yamakoshimokkoubou@mountain.ocn.ne.jp

TEL     0288-77-1368

ご注意

こちらの商品は天然木材を使用していますので、杢目の微妙な風合いや色味などがお客様のPC環境により違って見える場合がありますのでご了承ください。

こちらの商品は送料が別途です。お客様からのご注文から自動送信メール後に送料等を含めた合計金額をお知らせ致します。

また、納期などの日程もメールにてご連絡致します。

※手作りの部分が多い為、納期までお時間を頂く場合がございます。

 

※各地域の送料(税込)

関東地方              ¥2400-

東北・北陸・東海・信越地方   ¥2600-

関西地方              ¥2700-

中国地方              ¥3100-

四国地方              ¥3300-

北海道・九州地方         ¥3400-

※離島は別途送料になります。

お買い求めの際のお支払い方法は、代引、銀行振込、そして安心のPaypal決済に対応しています。

※代引は別途代引手数料が¥2200-(税込)かかります。

※銀行振込の場合は振込手数料はお客様負担となります。

(銀行振込の場合はご入金確認後の発送となります。)

※「SP3500」オプション 専用スタンド 価格は¥55000  /セット(税込)

専用スタンドのサイズは、H350㎜  W280㎜  D400㎜

※濃茶着色ウレタン塗装仕上(艶消し)

付属の専用スピーカースパイクを併用すると、トータルの高さが1032㎜になります。

 

専用スタンドとのフォルム。

弊社試聴室「オーディオルーム」での設置写真です。

※スタンドの高さに関しましては、お客様の環境に合わせてオーダー承ります ご注文時にお問い合わせください。

 

 

 

注文番号タイトル(定価)販売価格(税込)
在庫状態数量単位 
SP3500SP3500n ナチュラル色(¥385,000)¥385,000
在庫有りセット
SP3500と専用スタンドのセットSP3500+専用スタンドのセット(¥440,000)¥440,000
在庫有りセット
SP3500SP3500SP3500SP3500SP3500SP3500SP3500SP3500SP3500SP3500SP3500SP3500SP3500SP3500SP3500SP3500SP3500SP3500SP3500SP3500SP3500SP3500SP3500SP3500SP3500SP3500SP3500SP3500