大変お待たせを致しました。
FOSTEX限定販売ユニット 「FE168SS-HP」用のバックロードホーンキャビネットです。
FOSTEXさんが2021年3月に限定販売した待望の16cmユニット。
2001年にこれも限定で販売された名機FE168ESの後継機種と言っていいでしょうね。
それから20年が経ち待ち望んでいたファンの方も多いのでは。
諸元 size
H 1020mm W 422mm D 500mm
weight 約60kg/片チャンネル
主材 バーチ(樺)合板・バーチ成形合板 意匠材 チーク無垢材
ウレタンクリアー(艶消し)塗装 オーディオボード部は着色仕上
こちらは2台/組(ペア)のお値段です。
「標準の16cmバックロードホーン」をベースに、専用アダプターリングを加え ユニットの強力な磁気回路に対応して各部に補強を追加しています。
※こちらの商品はスピーカーユニットは含まれておりません。スピーカーユニットを取り付けたイメージ写真です。
※別途FE168SS-HPとのセットもご用意しています。
それではディテールをご覧ください。
※斜め前から
※バッフルから側板のディテール
弊社にて積層接着されてたブナ合板を削り出して製作されたサブバッフル(アダプターリング)を標準装備
※スピーカーユニット+サブバッフル+バッフルをM5のキャップボルトで共締めタイプになります。
こちらの方が取付ネジの増し締めなどのメンテナンスがし易いので。
※ホーン開口部とオーディオボード部
開口部は成形合板を使いR形状に、キャビネット全体の重心を下げて安定させるためにオーディオボードを標準採用
ボードはバーチ合板の厚さ45㎜、濃茶塗装とし視覚からも安定感を出しています。
◎製造工程
製造工程は、木工用NCルーターにて精密加工されたパーツを組上げて製作
また曲面部は勿論 弊社保有技術の成形合板を取入れ、音道のホーン形状を理想に近づけています。
※バッフルの加工の様子
※弊社にて成形接着された曲面パーツ。材も厳選したものを使用しているので積層面が綺麗に出ています。
組立てしまえば表面しか見えませんが、こんなところも山越木工房の拘りです。
メインバッフルは厚さ15㎜×2枚重ねの30㎜、大型マグネットに干渉しないよう内部は歯車型としてザグリ加工をしています。
取付けネジ穴はM5×8穴
そしてサブバッフル こちらも弊社にて積層接着したブナ合板を、NCルーターにて切削。
もちろんブナ材も厳選された材のみを使用していますので、積層のゼブラ模様も綺麗に出ています。
(こちらも標準装備パーツです。)
◎木地の組立て工程
音道を組立てながら側板と接着。
木部の各パーツの歪みや微妙な捻じれなどを この時に修正・補正しながら組み上げていきます。
組立途中の様子、ここの工程は、ハンドツールを使い手作業になります。
ホーン開口からの様子
この後、チーク意匠材などを取付けて木地を磨き、塗装工程へと進みます。
◎塗装工程
自社にてウレタンクリアー塗装仕上げまで。
※写真は20cmバックロードホーンキャビネットの塗装の様子
木地仕上→下地塗り(一回目)→研磨→中塗り(2回目)→研磨→上塗り
といった工程で塗装を施します。
付属品として、キャビネット背面に大型ターミナルが標準装備。
ユニット取付ネジのM5キャップボルトが16本 と取付け工具として六角レンチが同封されます。
ですのでお客様がユニットを取付けるだけ となっています。
※スピーカーユニットを取付けての輸送・搬入は出来ませんのでご了承ください。
◎測定と試聴
測定と試聴はオーディオライターの小澤隆久先生も加わって頂きました。
特に試聴は、小澤先生だけでなく複数人に聴いて頂き最終仕様を決めました。
まずは軸上1mとインピーダンス測定。
FE168SS-HP インピーダンス特性(緑色)とユニット軸上1mの音圧周波数特性(黄色)
小澤先生からのコメント
ホーンの低音域が36Hzまで伸びているのはFE168NSを取り付けた場合と同様です。
FE168SS-HPの方が高音域での音圧上昇が少ないので、家庭のリスニングルームでの使用で36Hz~20kHz以上(±5dB)になります。
音圧周波数特性は、一般的な使用状態(無響室とは違うという意味)で50Hz~20kHz(±5dB)になります。
高音域も伸びていて、大変優秀な特性です。また、中音域の平均レベルから-10dBで36Hzが再生できていますから、再生周波数範囲は36Hz~20kHz以上と言えます。
この図は1V入力での音圧なので、1mで1W入力の能率を読む場合中音域の音圧に+9dB加算するので、95~96dB/m/Wになります。」by小澤氏
16cmユニット1発で能率95~96dB/m/W!!
※ユニット単体での能率が FE168ES(95dB/W)と比べてFE168SS-HPは(91dB/W)ですが、計測・聴感共に能率が低くは感じませんでした。
次に FE168SS-HP 軸上1m(黄色)と3m(赤色)の音圧周波数特性
※3mは見やすいように-10dB下げて表示しています。
聴感は、何といっても他のレギュラーユニットにない低域の押出し感、そして中域の表現力が何ともシットリと歪みのない現代的な音に
聴感のインプレッションは、山越木工房Blogにてアップしていますので ご参考下さい。
山越木工房Blog 2021/3/2 「FE168SS-HPを聴く」
そして、こちらも168S-HPと同時に限定販売された T90- SE とを組合わせた特性も参考にアップします。
トゥイーターは本体バッフル面と面一でコンデンサーは0.33μF
トゥイーター正相接続(黄色)と逆相接続(赤色)
コンデンサーは0.15μF~0.47μFの範囲を推奨しますが、0.33μFを第一候補とします。
また、音圧周波数特性から正相接続で本体のバッフル面と面一に設置すると良いと思います。
T90A-SEは限定ユニットですが、レギュラーユニットのT90Aを使う場合でも、同様の接続で大丈夫です。
ただし、レギュラーユニットのT90Aとは違う音質・表現力で168SS-HPとマッチングも良くお薦めの組合せです。
この辺は好みで選択して頂ければと思います。
さぁ 「ロクハン(6.5inch)本格バックロードホーン」と「音楽」のある生活へ。 如何でしょうか?
以上のご説明をを元に、ご検討をお願い致します。
ここで本商品のお支払方法や納期などの注意点のお知らせ。
本商品は、天然木材を使っているので、お客様のPC・タブレットのディスプレイ環境によって材の色等が少し違って見える場合がございます。
勿論、杢目は天然杢ですので上記写真とは一つ一つ違う表情を持つのでご了承ください。
※こちらの商品は1セット/組(2本)のお値段です。
※本商品はスピーカーユニット無しのタイプ と バックロードホーンとスピーカーユニット(FE168SS-HP)のセットがございます。
また、スピーカーユニットはお客様にて御取り付けをお願い致します。
スピーカーターミナルと内部配線、そしてファストン端子までは弊社にて取付けてありますので、スピーカーユニットをユニット付属ネジ・工具にて取付けるだけとなっています。
また、本商品は受注生産となりますので、ご注文から数ヶ月の納期を頂きますのでご了承ください。
納期に関しましては、下記メールにてお問い合わせください。
yamakoshimokkoubou@mountain.ocn.ne.jp
上記理由からお支払方法も、先金でのお支払方法となり、ご入金の確認後 受注となりますのでご理解をお願い致します。
送料は別途となります。下記の料金をご参考下さい。
また納期関しましてはお問い合わせください。
TEL 0288-77-1368
FAX 0288-77-0580
e-mail yamakoshimokkoubou@mountain.ocn.ne.jp
お気軽にお問い合わせください。
◎送料について
北海道 ¥24,000
東北地方 ¥17,000
関東地方 ¥15,500
中部地方 ¥17,000
近畿地方 ¥19,000
中国地方 ¥22,000
四国地方 ¥22,500
九州地方 ¥26,500
沖縄地方 ¥38,000
※送料は1セット/組(2本)の料金です。
※離島地域は別途 お問い合わせください。
yamakoshimokkoubou@mountain.ocn.ne.jp
TEL 0288-77-1368
FAX 0288-77-0580
〒321-2521 栃木県日光市藤原1269
◎お支払方法
※お支払い方法は、銀行振込と安心のカード決済が出来るpeypalのみとさせて頂きます。
peypalのサイト
https://www.paypal.com/jp/webapps/mpp/personal
※お買い求めの際のお支払い方法は、銀行振込、安心のPaypal決済に対応しています。
※銀行振込の場合は振込手数料はお客様負担となります。
(銀行振込の場合はご入金確認後の受注となります。)
以上のご説明をを元に、ご検討をお願い致します。
山越木工房