製作依頼から弊社にてデザイン・設計を経て製作が進んでいたオーダースピーカーが完成しました.
↑裏面のフォルムはこんな感じ。
先日オーナー様が弊社に来られ、弊社作業場にて自らスピーカーユニットを取り付けたあと、弊社試聴室にこれまたご自身の機材も持ち込まれて簡易試聴も行いまし
た。自作スキルの有るお客様なので、スイスイとパーツを取付けてられ、
試聴前に各機器の主電源を入れてアイドリング を進めながら暫しオーディオ談話の後 簡易の試聴へ。
音源が偏らないようなソフトを3~4曲聴いた結果、スピーカーユニットをポン付けにも拘わらず、最初から良い感じで鳴り始めたので 私も胸を撫で下ろした感じでした。
予めオーナー氏の聴かれるジャンルも以前にお聞きしていたので、ウーファーのバスレフダクトの設定値もこの辺かな。 で 取り付けましたが、
試聴後にオーナ様に感想をお聞きしても、「ちょうど良い感じ」とインプレッション頂けたので安心いたしました。
さて、今回のオーダースピーカーのフォルム(仕様)ですが、希少材の屋久杉の無垢材(お客様からの支給材)を意匠面に使い、その他の部品は弊社製カバ・ブナ合板を使い組み上げました。
ボディ部は成形合板を使ってR形状に。
屋久杉の豪快な杢と表面の白木のカバ材によってコントラストが出て、聴くだけでなく目でも楽しめるスピーカーが出来上がりました。
ミッド部は底面に蓋を取り付けて、内側から砲金リングで共締め。
これで内部のアクセスも容易になるので、吸音材や内部配線の調整などもユニットを取り外さなくて容易にできますね。
この形状もなかなか歯ごたえの有る加工になりました。
今後 細部の調整を行えば、とても良いシステムになると思います。
合わせてリアスピーカーもオーダー頂いました。
こちらはFE138ESRをインストールしてお使いになるとの事。
U様今回もありがとうございました。
山越木工房