SPsol 800 スピーカーキット
fostexさんから限定販売された スピーカーユニットFE83sol用のスピーカーキットです。
キットとは言っても、スピーカーユニットを付属のネジを使って取付け、しかも取付は付属の六角レンチを使い、
スピーカースパイクを取付ければ完成するキットとなります。
※スピーカーユニットを取付けた「SPsol 800」の完成写真。
「SPsol 800」 size
W 150mm
H 310mm(インシュレータースパイクを取付けると328mm)
D 253mm(ターミナル突起部を含めると約271mm)
weight 3.6kg /片ch スピーカーユニットを取付けた重量
※スピーカーユニット「FE83-sol」付のキットもご用意しています。
※キットは、ペアの価格です。
※この商品 人気商品で只今在庫無しになっています。2018年4月下旬頃をに発送を予定していますので、ご予約での販売とさせて頂きます。
※ショッピングカートからの販売は、ご予約となりますのでご了承ください。
今回のfostexさんから限定販売された「FE83-sol」 数年前にこちらも限定販売された「FE103-sol」の弟バージョンになるのでしょうか?!
それではジックリとユニットを検証してみましょう。
まずは表面から、限定モデルらしくフレームの塗装がオレンジの特別色。
コスト云々からか、フレームはレギュラー品と同じプレス品 弊社としてはこの辺を強化・補強したい所。
コーン紙は、レギュラー品とは全くの別形状に見受けられます、限定品らしく専用設計みたいですね。
これを見ただけでワクワクしてしまいます。
次にマグネット側(裏面)を見てみましょう。
マグネットも専用品のようで、レギュラーユニットよりひと回り大きいサイズになっています。
ダンパー等も専用品を使っているようで、型式は「FE83-sol」となっていますがレギュラー品とは全く違う仕様となっているようです。
スピーカーユニットを見ているだけで、小口径ユニットの良いところを伸ばしてあげるようなキャビネットを設計しなくては!と思うところです。
そこで弊社なりにコンセプトを纏めてみると。
・フレームを補強しながら、ホーン形状を持たせたものを共締めして強度のアップと音響特性にキャラクターを与えたい。
・限定ユニットの繊細な作り込みに負けないキャビネット形状を意匠化し合わせて強度も持ち合わせたい。
・キットとして出来るだけ組み立てやすい構成にまとめたい。
等々
それでは、まずはシステムとして完成した写真から。
※fostex FE83-solを取付けたシステム完成の写真です。
※斜め前から
※斜め後ろからのビュー
背面のR形状とターミナルの位置 バックキャビネットの色は濃茶(チョコレート色)色で
バッフルの木質感と合わせて全体を茶系で纏めてみました。
※ターミナルも取付済です。
斜め上面からのビュー バッフル板が緩いR形状になっているのが分かると思います。
※バッフル板は、ブナ成形合板 板厚30㎜の仕様で表面にはクルミ柾目突板を貼りこんで表情と質感を与えています。
さて、それではキットの仕様から組立順序へと順にご覧ください。
システムの組立方
まずはユニット取付部とバッフル穴から見える補強材など。
R形状になっているバッフルに平面のフランジ面を出しているので、合板の積層面がゼブラ柄に見えますね。
内部は日の字型の補強材を2枚、キャビネット中央部とユニット周りに分散して取付。
板厚とバランスを取りながら、各ポイント毎に補強してキャビネット全体の剛性を上げています。
そしてアウターリング。
バッフルと同じブナ合板を30mm厚に積層し、それをフロントホーン形状に削り出したものです。
ユニットフレームをリングによって均一に挟み込み、ユニット周りの取付剛性を上げる事と
8cmユニットの効率を少しでも上げるようにフロントホーン形状に仕上げました。
ブナ材の積層が綺麗に見え、この辺の質感も気を使いました。
キットの組立て
さあ、それではユニットの取付に進みましょう。
始からファストン端子が内部配線に取付けてあるので、キャビネット内部から引き出してユニットの端子に取付けます。
端子には+.-に色分けした絶縁チューブを入れてありますので、極の付け間違いのトラブルもないと思います。
次に、ユニットをキャビネットに取付け
キットに同封された梱包材を利用して、写真のようにひっくり返した感じにキャビネットを置くとスムーズに取付できます。
背板がR形状になっているのでこの取付方法が良いかと思います。
バッフル側の取付ネジ穴とユニット、そしてアウターリングの取付穴を合わせて、付属のM3キャップボルトにワッシャーに通して取付け。
コツは、1本ごとに締め付けるのではなくて、それぞれのパーツのセンターを合せながら4本を徐々に締め付けていくのがコツでしょうか。
次にスピーカースパイクの取付
こちらも、底板に鬼目ナットを打込んであるので、スパイクをねじ込むだけとなっています。
以上で組立が終了し完成となります。(超かんたん)
※付属品構成
スピーカースパイク スパイク受皿 取付ネジM3キャップボルト ワッシャー 取付け工具として六角レンチが付属されています。
試聴と測定
弊社試聴室 「オーディオルーム」にてのインプレッション。
最初は、カサカサした感じの鳴り始め これは一般的なフルレンジ バーンインの傾向。
ユニットとキャビネットが鳴らし始めから日々変化する感じ、エージングが進んでくると
このスピーカーシステムのコンセプトである、8cmの特色(メリット)を生かせるようなシステムに纏められたと思っています。
特筆は、ボーカル域の明るさと張出、そしてユニットの傾向からか今まで聞いていた、ボーカルが5歳くらい若返ったような聴かせ方をするシステムになりました。
この辺が8cm位の小口径にこだわりを持つファンが多い要因でしょう。
流石に、8cmという物理特性があるので超低域の表現やフルスケールの空気感を出すには苦しいですがこれは仕方がないですね。
とは言っても十二分な音量で再生できるのでご心配なく。
それでは次に周波数特性。
弊社試聴室での簡易の測定になります。
リスニングポイントでの測定ですのでL+Rでの結果になります。
※80~100Hzまでの凹は、部屋の特性この辺は今後シッカリ測定できるようにします。
そこからは、ほぼ綺麗な特性と言っても良いのでは、1K~2Kの若干の盛り上がりはユニットのキャラとフロントホーン(アウターリング)の相乗効果と思われます。
写真の初号機は製作してから1ヶ月が経ちますが、キャビとスピーカーユニットのエージングがだいぶ進み、本来のキャラクターが出て
このシステム、ソフトの録音の良し悪しが出る感じになってきました。それだけ忠実に再生再現をするようで、ただ何となく何でも鳴らしてしまうシステムではなく
お客様のお部屋にインテリアとしてもマッチする、デザインと質感も拘りましたので 玄人好みの拘りのシステムになったのではないか。と思っています。
以上、商品の仕様や組立、そしてシステムの特性をご覧になったうえで、宜しくご検討お願い致します。
お知らせ
※こちらの商品は天然木材を使用していますので、杢目の微妙な風合いや色味などがお客様のPC環境により違って見える場合がありますのでご了承ください。
※写真は試作品の為 本生産品では一部仕様が変わる場合もございます ご了承ください。
※こちらの商品 只今再度製作中です。 少しお待ちください。
※こちらの商品は送料が別途です 送料は下記をご参考下さい。お客様からのご注文から自動送信メール後に送料等を含めた合計金額をお知らせ致します。
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こちらの商品は、fostex限定販売スピーカーユニットFE83-sol スピーカーユニット無しとユニット付との両商品ございます。
※送料は、両商品とも変わりません。
※ユニット付でも完成品ではなくお客様にてユニット等を取付して頂く商品となっています。
送料
関東地方 ¥1200-
東北・北陸・東海・信越地方 ¥1300-
関西地方 ¥1350-
中国地方 ¥1450-
四国地方 ¥1550-
北海道・九州地方 ¥1650-
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